さて、X30についていろいろ調べていると、dpreview.comの記事が目に留まりました。
Fujifilm X30 First Impressions Reviewこのなかに、Equivalent Aperture(※(35mm)換算F値ってところでしょうか)という指標があって、そのグラフがX30とXZ-2でほとんどぴったり重なっています。物理的な寸法と複雑なレンズ設計で決まる指標値が、ズーム全域でほとんど重なるということはなかなかないことではないでしょうか? 実は同じ会社が設計してたりして。それともこのクラスのズームレンズは、主なスペックが決まればどこが作っても同じになるのかな? 他の機種のグラフを見るとそうとは思えないのですが...。ま、私には知り得ないことですので、想像するのはこの辺にしておきます。
さて、Equivalent Apertureが同じということは、ぼけが同じということだそう。XZ-2を持っている方がX30を買っても、どの焦点距離でもぼけ具合は同等ということになりますね。ぼけ味というような部分では違いが出るのでしょうけど。でも、ぼけ最優先とするなら、X30のセンサーサイズが2/3インチですから、1インチ、1.5インチの機種にかなう訳はありません。初めからそちらを見るべきですね。RX100M3なんてセンサーサイズの割にコンパクトで凝縮感があってよかったなあ。
私はカメラ/レンズの基礎知識がないので、Equivalent Apertureなど、なかなか面白い記事とグラフでした。興味のある方は、上のリンクでdpreview.comの記事をどうぞ。X30、XZ-2以外にも、Coolpix P7800, RX100M2, RX100M3, PowerShot G1X II, G16のグラフが載っています。この中ではさすがにG1X II(1.5インチセンサー)が最強でした。
※グラフを転載できないので、開放F値のスペックだけ比べてみると、
X30
- 焦点距離 f=7.1mm~28.4mm(35mm判換算:28mm~112mm相当)
- 開放F値 F2.0(広角)~F2.8(望遠)
- 焦点距離 f=6mm~24mm(35mm判換算:28mm~112mm相当)
- 開放F値 F1.8(広角)~F2.5(望遠)
X30のセンサーは2/3インチ、XZ-2は1/1.7インチなので、crop factor(クロップ係数)の比は、4.7/4.1=1.15。XZ-2のF1.8〜F2.5にこの値をかけると、F2.07〜F2.88となり、ほぼX30と同じになることが分かります。dpreview.comのグラフでは、両端だけでなく全体がほとんど重なっています。
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