- 防塵防滴、軽量コンパクト、強力な5軸手ブレ補正、まあまあのEVF、便利なチルトモニタ。オートフォーカスが速い。使い勝手でストレスを感じることはなさそうです。
- キットズームレンズ(12-50mm)が、軽量安価、24-100mm相当で通常利用には十分、マクロ撮影できる、と何でもあり。レンズ交換せずにいろいろなシーンに対応できます。
アウトドアだけでなく日常生活でも雨風はあるし、花や昆虫のアップからちょっとした望遠までいろいろと撮りたいはず。そして、大事なのが毎日の生活の道具としてガシガシ使えること。重く大きく高価なミラーレス/一眼を買うのもいいですが、その前に、遠慮会釈なく使い倒せる高コストパフォーマンスなカメラで腕を磨くのがいいんじゃないか?(出先での天候を気にしないために防塵防滴で)と最近思うようになってきました。E-M5は発売当時フラッグシップ機だったこともあり、私のような初級者にとって十分な機能・性能です。上達してきたらマイクロフォーサーズの単焦点レンズを組み合わせれば、今度は画質がグンとアップして、一粒で二度おいしいということになります。
さて、遠慮会釈なくとなると、やはり中古の購入が良いと思います。コンデジからのステップアップとは言ったものの、E-M5レンズキットは、発売後2年半も経っているのに新品だとまだ8万円以上します。これが中古だと5万円台で入手可能です(いずれも2014/12現在)。5万円となると安いAPS-Cのミラーレスが買える価格帯ですが、冒頭のような特徴を満たす機種はありません。特に防塵防滴の機種は非常に限られますから、この点だけでも買いでしょう。幸いE-M5は中古の流通数も豊富。程度を見極められれば満足感の高い買い物ができると思います。私はそれほど頻繁に中古カメラ屋さんを利用しているわけではありませんが、以下のような点に気をつけています。
- オークションではなく名の通った中古カメラ屋を利用する。
オークションの方が安いと思いますが、それなりに高価な買い物でなおかつ長期間使用するのですから、一定の信頼性は欲しいところです。キタムラやマップカメラなどのメジャーなネットショップであれば、程度のランク表示や簡単な注意点が記載されており、ある程度の安心感はあります。
- 実物を見て、触る。
機械ものですので、ネットの写真だけではなく、実際に手に取ってみないと本当のところはわかりません。近所のお店に足を運んで実際に手に取ってみましょう。その時便利なのがキタムラの予約システム。ネット中古受け取り店であれば、全国から最寄りの店まで実機を取り寄せてくれますので、ネットで選んだ個体そのものを現物で確かめることができます。東京に住んでいても、わざわざ都心まで出ずに近所のお店で済ませられるので便利ですが、これが地方にお住いの方ならなおさらでしょう (近所にキタムラがない方、ごめんなさい)。また、同じ機種があったらズーム 、フォーカス、シャッターなどで異音がしないかなど、比べてみるのも手です。
- 多少の傷はOK、汚れはNG。
表面だけのこすり傷は特に問題ないでしょう。自分で使っていても何かの上に置いた拍子に擦り傷がつくのはよくあること。ただし鋭い凹みなど、落下や打ち付けたような傷は、その傷以外に機械的なダメージがありうるのでパスしています。また傷はなくとも表面の隙間などに汚れの目立つものもパス。メンテの基本がおろそかということは、カメラに気持ちが行き届いていないということ。見えないところにトラブルを抱えているリスクも大きいと考えます。
- 光学系の問題は程度次第。
よくあるのがレンズ内に小チリありというコメント。これは少々迷うところです。確かにいつの間にかゴミが入り込むこともありますから、写りにまったく影響がないのであれば、価格と相談でしょうか。問題外なのはレンズの傷。これはちょっとでもあったら考慮の外。特に後玉ですかね。
- 製造年月やシャッター回数は参考程度。
クラシックカメラは私の守備範囲外で現行機種か一つ前がせいぜいです。そのレベルなら、製造年やシャッター回数は気にはなると思いますが、同レベルの個体が2つあって選択に迷ったら参考にする、程度でよいでしょう。シャッター回数は隠しメニュー等で公開されている機種なら見ることができます。ちなみに私の購入したE-M5もネットに情報があったので確認したら、4000回少々でした。10万回保証なのでまだ4%しか使われていません。慣らしが終わったくらいですかね。製造年はわかりませんが、どうせ1,2年の範囲内ですから、ロット不良の情報でもなければ別に気にする必要はないでしょう。E-M5はシリアルナンバーの範囲によりモニタにクラックが発生するトラブルがメーカーHPで告知されていましたので、その範囲外であることは事前確認しました。なお、カメラの設定が初期化されていなかったのですが、ほとんど初期値のままでしたので、あまりカメラに詳しくない方が丁寧に使ったのだと思われます。程度は上ですね。ちなみに初期化されていなかったので著作権情報の名前も残っていました。すぐ消しましたが、自分が中古に出す時には気をつけないといけません。
- 箱の有無はどうでもいい。
箱を買うのではありませんから、元箱がなくて安くなっているならラッキーです。あくまでカメラ/レンズ自体の程度を確認しましょう。CD、USBケーブルも同じく不要です。
E-M5+12-50mmに話を戻すと、目的によっては一点最初から強化してもいいかなと思うのはボケ。例えば赤ちゃんや料理などをふんわりボケを使って撮りたいということも多いでしょう。レンズキットの12-50mmはオールマイティではありますが、どちらかというと平均的にどこでも使えることを狙っているので、開放F値は暗く、解像感やボケが最高!というレンズではありません。明るい単焦点レンズを一本追加しておけば、しばらくは不満もでないのではないかと思います。そういう私は次は超広角レンズかな、と思っています。(富士フイルムのXFシリーズに比べたら)リーズナブルな価格でいろいろなレンズに手を伸ばせそうな気がしてうれしいです。
おっと、その前にガンガン外に持ち出すのでした!
E-M5で撮った写真はこちら(Flickr)
0 コメント:
コメントを投稿