2014/02/16

XZ-2の発色調整が難しい

XZ-2、以前の記事で「万能ナイフ」と表現しましたが、書いた当時以上にぴったりの表現と感じるようになりました。モニタはチルトもタッチもできるし、オリンパスなのでアートフィルタは充実、セッティングが細かいところまで公開されていて、いろんな調整ができる。マニュアルフォーカスの使い勝手がいいし、レンズの光学性能がいいから写りも悪くない。ただしいろいろ入っている代償でボディが大柄でゴテゴテとした印象。まさに十徳ナイフです。(※写真はXZ-2で撮ったX-E2。XZ-2の写真でありません。)


これでナイフの刃自体の切れ味が抜群ならいいのですが、どうも私の印象では、ナイフを研いで最終的に鋭く仕上げるのはユーザーにまかされているような気がします。もちろん平均レベルは余裕でクリアしているのですが、発色関係がどうも。これは単に好みが合わないのか個体差なのか分かりませんが、明らかに弱いのがオートホワイトバランス。特に室内の電球色では盛大に間違ったりします (X-E2やGXRではそのようなことはまずありません)。これについてはいろいろと試行錯誤しましたが、オートのまま改善することはまだできていません。
対策として、マニュアルで合わせれば、すっきりした写りが得られます。オートの意味がない!、とは思うのですが、ホワイトバランスは明るさと違って必ず毎回調整するものでもないので、なんとか妥協の範囲かとは思っています。普通は意識しないので面倒なんですけどね。慣れというのは恐いものです。


またもう一つの悩みが発色。絵がなんとなーく地味。現実の見え方と比べて大きな違いはないようにも見えますが、全体的に若干緑が強すぎる感じがあります。そのため木々の緑の鮮やかさが何となく足りなかったり、空の青もくすんでいたり。下の空の写真なんかはもう少し青が濃い感じだったのですが。
対策として私はホワイトバランス調整をA+,G-方向にいじって使っていますが、まだこれだ!というセッティングにはできていません。その時々で少しずつ違うようです。それならとVividにすると今度は鮮やか過ぎる結果となります。


大きいのはこの2点ですかね。細かい点で言うと、F/1.8なので背景はそれなりにボケてくれますが、ボケが何となくざわついた感じがします。乱視的と言えばいいのでしょうか。気にしなければ気にならない範囲かもしれないですし、ズームレンズだから仕方ないのかも知れません。


と難しい点だけ書いてきましたが、逆にそれ以外は満足いく出来だと思います。2014/2現在価格.comで2万円代前半。これはお買い得でしょう。広角から望遠まできっちり写るレンズのコンデジなんて、そうそうないと思います。発色が好みなら買いですよ。私はと言えば...。当初はどうしてやろうかと思いましたが、最近はいじり甲斐に目覚めてきました。この発色をベストセッティングにできれば、大きな満足感が得られることでしょう(倒錯的か)。

0 コメント:

コメントを投稿

Popular Posts

Recent Posts

Unordered List

Text Widget

Pages

COPYRIGHT(C) MINMSEE 2014. Powered by Blogger.

マイブログ リスト

最近のコメント