2013/11/17

XZ-2は手に馴染む万能ナイフ!

[Olympus TG-630]
XZ-2を購入して数週間、やっと慣れてきました。

最初の関門は極めて多機能なメニューを使ったセッティング。色合いとホワイトバランスを少しだけいじり、他はほとんど変えていません。それなのに、GRD, GXRのメニューに慣れていたせいか、妙に複雑な感じがしました。左のタブから大まかな機能を選び、右側で詳細設定という構成は同じなのになぜかな?不思議です。

次はカメラの「持ち方」。持ち方と言っても撮影時の構え方ではありません。私はカメラにハンドストラップを付け、右手に持って歩くことが多いのですが、その時いかにカメラを意識することなく持てるか?、ということです。しっくりこないと常に意識して持たなくてはいけないので肩がこります。

XZ-2購入当初、ボディが大柄なので「ダメかな?」と思ったのですが、持ち歩くうちにうまく手に馴染んでくれました。上の写真のように、親指をホットシューの出っ張りにかけ、人差し指はコントロールリング、他の指を底面に回すと、あら不思議、手を軽く握ったなかにすっぽりとXZ-2が収まる形になります。サイズは大柄なのですが、手の立体形状にうまく収まることで、ほとんど意識せず持ち運べるようになりました。歩く時に普通に腕を振っても、カメラが身体にあたることもありません。GRDなど小型のカメラならどう持とうと問題ないのですが、XZ-2レベルになるとここが意外に重要で、気軽に持ち出すかどうかの分かれ目にもなってきます(※あくまで私の場合。これじゃあデジイチなど持てませんね)。ちなみにGXRはどう持っても歩く時に右手を意識することになるのが残念です。

その他、万能ナイフ!と思った点を挙げます。
  • チルト式モニターで無理な姿勢をせずに撮影できる。今日葉っぱの裏の昆虫を撮ったのですが、一緒に持って行ったGXRでは一定の角度からしか撮影できませんでした。画質以前の撮れる/撮れないに関わるので重要です。使って初めて実感しました。
  • マニュアルフォーカスが非常にしやすい。コントロールリングを回すと画面中央が自動拡大しフォーカスがよく分かります。
  • テレマクロがイイ。112mm相当でもかなり近づいて撮れます。またワイド端でも5cmまで近づけるので、スーパーマクロに切り替えなくても何とかなることが多いです。
  • フラッシュの光量の選択ができる。1/64まで設定できるので、近くからモノ/昆虫を撮る時など、対象が真っ白にならない。
  • 使いやすいモードダイヤル。ロックボタンはありませんが、カチカチと適切な節度を持って回るので、これならロックボタンは不要です。その方が使いやすい。
  • ズームできる。当たり前ですが、GRD/GXRは単焦点だったもので...。
デジカメはセンサーサイズだけじゃないなー、と実感した日曜日でした。
(これでもうちょっと小振りなら言うことなしなんですけどね。)

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