2014/09/14

国立新美術館のなかをGXR A12 28mmで

国立新美術館のオルセー美術館展に行ってきました。好きな絵も何点か展示されており、見応えのある内容でした。さて、そちらは撮影禁止なので、代わりと言ってはなんですが、建物の中を撮影。以前SONY RX100M3の撮影サンプルがとても精細に写っていたのが印象に残っていたので。今日の28mm相当はGXR A12 28mm。3Fから撮影しました。

Untitled
[GXR + GR LENS A12 28mm F2.5]

単体で、しかもブログで見る分には十分な写りなのですが、RX100M3の方が確実に解像度感があります。GXRが手持ち開放だったというのもあるかも知れませんが。それにしてもセンサーは毎年確実に進歩していきますねえ。

比較参考
SONY RX100M3の撮影サンプルのページ

2014/09/13

2014/09/07

F値とボケとセンサーサイズ - 高級コンデジは一眼レフ/ミラーレスのようにボケるのか?

各社から高級コンデジが出ていて、それぞれ「F*.*の明るいレンズ」を売りにしています(*.*は1.4だったり1.8だったり小さい値)。高いカメラ(一眼とかミラーレス)で印象的な写真が撮れる要素の一つに「背景がぼけて対象が浮き上がるような効果」がありますので、それを期待して高級コンデジを選ぶ方もいらっしゃるでしょう。ここでは「F*.*の明るいレンズ」の効果について考えてみたいと思います。

まず、各社の謳い文句を見てみましょう。(以下、各メーカーHPより引用)

Panasonic LX7 (HP)
F1.4LEICA DC VARIO-SUMMILUXレンズ
大口径F1.4 明るいレンズが撮影意欲をかきたてる
今までコンパクトカメラで体験したことのないF1.4の世界。
パナソニックは、非球面レンズなどのルミックスレンズテクノロジーを結集し、コンパクトカメラに大口径F1.4のレンズを搭載しました。
F1.4の明るい大口径レンズが、隅々までシャープでコントラストの高い描写を実現。
レンズに加え、高性能技術を投入した新開発1/1.7型 10M 新高感度MOSセンサーやヴィーナスエンジンの相乗効果により、被写体を際立たせるなど、一眼カメラに匹敵するほどの豊かな表現力が味わえます。
  • 立体感を際立たせ、やわらかいボケ味が味わえる
  • 暗いシーンでも手ブレを抑えて撮れる
意図的かどうかは別にして、どうもボケに関しては「被写体を際立たせるなど、一眼カメラに匹敵するほどの豊かな表現力」など、少々誤解を招きそうな表現です。しかし、よく読むと「一眼カメラに匹敵するボケ」とは言っていませんし、F1.4だからとも言っていません。ここらへんはライターの手腕発揮というところでしょうか。

Olympus STYLUS XZ-2 (HP)
圧倒的な描写力を誇るi.ZUIKO DIGITALレンズ
i.ZUIKO DIGITALレンズは、光学メーカーならではの高度な技術力とノウハウで生まれました。このレンズは明るさが魅力であることのみならず、中心から周辺まで均一でシャープな描写力を持ち、ゴーストやフレアを抑えたクリアで上質な写真表現を可能とします。そのため、時間のロスが生じる派手な画像処理を行う必要がありません。これにより高速処理を可能とした裏面照射型CMOSの良さを最大級に生かしきれていると言えるでしょう。
  • 良好なMTF性能
  • テレ端F2.5で背景ボケもきれい
  • ワイド端F1.8で暗所撮影もきれい
  • 作画に使えるワイドから望遠まで撮影倍率がほぼ変わらないマクロ
明るさよりもレンズの描写力を前面に押し出しています。テレ端/ワイド端の特徴もすっきり表現されていて、好感が持てます。先頭にMTF性能を持ってきたということは、カメラに詳しい層をメインターゲットにしているのでしょう。

FUJIFILM XQ-1 (HP)
暗所も鮮明。F1.8の明るさを誇るレンズ。
FUJIFILMの光学テクノロジーを結集し、開発された光学4倍ズームレンズ。F1.8-4.9の明るさ、広角25mm(*1)から望遠100mm(*1)までをカバーする4倍ズーム、そして全域で高い解像力を誇る優れた光学性能を、コンパクトなサイズで実現しました。思いのままのフレーミングが楽しめます。
(*1:35mm判換算)
ボケ味にも豊かな情感
F1.8の明るいレンズと7枚絞り羽根は、美しいボケ味で被写体をぐっと引き立てます。 加えて、最短レンズ前3cmからのマクロ撮影にも対応しているので、被写体に迫る描写が可能です。
富士フィルムの売りは何と言っても「2/3型1200万画素 X-Trans CMOS IIセンサー」。ページの先頭にそれが来ているので、レンズについては控えめで、暗いところとボケ味に触れている程度です。F1.8と言ってもワイド端だけで、テレ端ではF4.9と急激に暗くなりますから、あまり強調しなかったのかも知れません。

Nikon COOLPIX P340 (HP)
明るいレンズで夜景も美しく「開放F値1.8のNIKKORレンズ」
コンパクトでもトップクラスの明るさのf/1.8レンズにより、夜景や薄暗い室内など、暗い場所でも高感度に頼ることなく細部までキレイに描写。7枚羽根虹彩絞りにより自然で美しい背景ボケも楽しめます。
暗い場所でもきれい、背景ボケ、この2つをシンプルに記載。おまけにボケについてはF1.8よりも7枚羽根虹彩絞りの効能とうたっているので、F1.8についてはそっけないくらいです。

Canon PowerShot S120 (HP)
撮影領域をさらに広げる「F1.8レンズ」
先進の光学技術を結集し、高画質を追求した新キヤノンレンズを採用。前玉の大型化を抑えながら、F1.8の大口径化を実現しました。両面非球面UAレンズと高屈折率硝材を採用し、色収差も高度に補正。ズーム全域での高画質を達成しています。
明るさにもボケにも触れず、抽象的に高画質としているのがキヤノン。妙に技術よりの単語が目立つし、どういう理由でこうなっているのかよくわかりません。

こう見てくると、小さなF値のメリットは以下の2つに整理できることがわかります。
  • 暗いところでもきれい。
  • 背景ボケがきれい。

気をつけるのはここからです。
F値 = 焦点距離 ÷ 有効口径
ですので、センサーサイズとは無関係にレンズを通る光量を表します。したがって明るさに関しては機種(センサーサイズ)によらずF値で判断できます。しかし問題はボケ。ボケについてはセンサーサイズも考慮に入れなければなりません。そのため35mmフルサイズ機との相対比較として以下の式を使います。
換算F値 = F値 × クロップ係数
(※換算F値という用語はなさそうです。dpreview.comの"Equivalent Aperture"を意訳しました。)
メーカーがこの関係を明確にせず、どの機種でも同じように「F値が小さい→よくボケる」とやってしまうため、初めての方が、機種(センサーサイズ)が違っても同じようにボケる錯覚に陥ってしまうのではないでしょうか? 私も以前はそう思っていました。

さて、上の式のクロップ係数とは、「カメラのセンサーサイズを35mmフルサイズ相当にするにはいくつ掛けたら良いか」という数です。下表にセンサー種別ごとのクロップ係数を示します。単純な割り算です。(※英語ではCrop factor。日本では正式用語になっていないのか一般的な訳は見つかりませんでした。そのためここではクロップ係数としました。)

センサー種別 センサー幅[mm] 計算式 クロップ係数 デジカメ例
APSC 23.4  36 ÷ 23.4  1.5 いわゆるAPSC機。各社ミラーレスに多い。
1.5インチ 18.7 36 ÷ 18.7 1.9 Canon G1X II(だけ?)。
フォーサーズ
(4/3)
17.3 36 ÷ 17.3 2.1 いわゆるフォーサーズ機。
パナとオリンパスのミラーレス機に多い。
1インチ 13.2 36 ÷ 13.2 2.7 SONY RX100シリーズ、Nikon 1シリーズ。
2/3型 8.8 36 ÷ 8.8 4.1 FUJIFILM XQ1,X20/30。
1/1.7型 7.6 36 ÷ 7.6 4.7 いわゆる高級コンデジに多い。
1/2.3型 5.9 36 ÷ 5.9 6.1 低価格コンデジ。

例えばPanasonic LX7 (1.7型センサー)を例にとると、表からクロップ係数は4.7ですから、
換算F値 = F値 × クロップ係数 = F1.4 × 4.7 = F6.58
ですので、35mm換算でF6.5相当のボケ。フルサイズの世界ではボケるレンズの範疇には入らないのだと思います。
もう一つ、 FUJIFILM X-E2 (APSCセンサー)ではどうでしょうか? XF35mmF1.4というレンズを使った場合、
換算F値 = F値 × クロップ係数 = F1.4 × 1.5 = F2.1
から、35mmフルサイズ機のF2相当のボケが得られるということになります。こちらはまあまあでしょうか。

[参考文献]
  • カメラと光のはなし
    ボケの話は掘り下げていくと許容錯乱円に行き着くようです。このサイトは、そこら辺の技術に詳しい方が初心者向けに書いたものと思われます。

2014/09/06

富士フィルムX30とオリンパスXZ-2のレンズはほとんど同じ設計なの?

富士フィルムの新しいデジカメX30、いいですね。私は、今年一年高い買い物はしないと誓ったので買えませんが、眺めるのは自由、いろいろWebを見回っています。最近XZ-2が手元から旅立ったこともあって、このクラスのカメラに目がいく今日この頃です。(※XZ-2は実家のカメラが壊れたので緊急出動し、現在そのまま庭の花の撮影に活躍しています。)


さて、X30についていろいろ調べていると、dpreview.comの記事が目に留まりました。
Fujifilm X30 First Impressions Review
このなかに、Equivalent Aperture(※(35mm)換算F値ってところでしょうか)という指標があって、そのグラフがX30とXZ-2でほとんどぴったり重なっています。物理的な寸法と複雑なレンズ設計で決まる指標値が、ズーム全域でほとんど重なるということはなかなかないことではないでしょうか? 実は同じ会社が設計してたりして。それともこのクラスのズームレンズは、主なスペックが決まればどこが作っても同じになるのかな? 他の機種のグラフを見るとそうとは思えないのですが...。ま、私には知り得ないことですので、想像するのはこの辺にしておきます。

さて、Equivalent Apertureが同じということは、ぼけが同じということだそう。XZ-2を持っている方がX30を買っても、どの焦点距離でもぼけ具合は同等ということになりますね。ぼけ味というような部分では違いが出るのでしょうけど。でも、ぼけ最優先とするなら、X30のセンサーサイズが2/3インチですから、1インチ、1.5インチの機種にかなう訳はありません。初めからそちらを見るべきですね。RX100M3なんてセンサーサイズの割にコンパクトで凝縮感があってよかったなあ。

私はカメラ/レンズの基礎知識がないので、Equivalent Apertureなど、なかなか面白い記事とグラフでした。興味のある方は、上のリンクでdpreview.comの記事をどうぞ。X30、XZ-2以外にも、Coolpix P7800, RX100M2, RX100M3, PowerShot G1X II, G16のグラフが載っています。この中ではさすがにG1X II(1.5インチセンサー)が最強でした。

※グラフを転載できないので、開放F値のスペックだけ比べてみると、

X30
  • 焦点距離 f=7.1mm~28.4mm(35mm判換算:28mm~112mm相当)
  • 開放F値 F2.0(広角)~F2.8(望遠)
XZ-2
  • 焦点距離 f=6mm~24mm(35mm判換算:28mm~112mm相当) 
  • 開放F値 F1.8(広角)~F2.5(望遠)

X30のセンサーは2/3インチ、XZ-2は1/1.7インチなので、crop factor(クロップ係数)の比は、4.7/4.1=1.15。XZ-2のF1.8〜F2.5にこの値をかけると、F2.07〜F2.88となり、ほぼX30と同じになることが分かります。dpreview.comのグラフでは、両端だけでなく全体がほとんど重なっています。

2014/08/16

やっぱりGXR + GR LENS A12 50mm はイイ - 仙台の庭の花々 / Flickr

実家のリビングからすっと庭に出て何枚か。やっぱりGXR + GR LENS A12 50mm MACROは綺麗に写るなあと思います。X-E2+XFレンズの方が絶対的には良いとは思いますが、好みにあっているということなんでしょうね。難点は手振れ補正がないことくらいかな? シャッタースピードを稼ぐためにすぐに絞り開放になってしまいますが、そうするとピントの合う範囲が狭すぎて、みんな同じ感じになってしまいます。
XF60mmF2.4 R Macroがあればいいのかも知れませんが、GXRにはさらにもう一つ、静粛性というアドバンテージもありますしね。カフェなどで写真を撮る時にはX-E2でもシャッター音がダメ。GXRは気軽に綺麗に撮れるのでまだまだ現役は続きます。

R0016645
R0016572
R0016567
R0016568
R0016573
R0016596

Recent Posts

Unordered List

Text Widget

Pages

COPYRIGHT(C) MINMSEE 2014. Powered by Blogger.

マイブログ リスト

最近のコメント